所属している音楽教室で、2月に金管アンサンブルのイベント開催を予定しています。
今回は、イベントご紹介のプレ記事として、楽器を始めて間もなくまだアンサンブルを体験したことがない、イベントに興味があるが、参加する勇気がない…といった方に、アンサンブルの魅力をお伝えしてみたいと思います!
※長文です。
----アンサンブルとは、
フランス語で「一緒に」「ともに」「つれだって」という意味があります。現在では「調和のとれた組み合わせ」(服の組み合わせなど)の意味にも使われています。音楽では、2声部以上の合奏や重奏のことを表します。
様々な楽器編成が可能で、その組み合わせを楽しみながら、いつでも演奏できるので、アンサンブルは演奏者にとって重要な活動の一つです。
----アンサンブル演奏の効果とは?
(奏者にとって、という視点で)
まずは気持ちの面。
楽器を初めて間もない時は、音を出すことで精一杯で、誰かと一緒に、ということに抵抗があるかもしれませんが、演奏に少し慣れてくると、「曲に挑戦したい」「誰かに演奏を聞かせたい」と同じように、「誰かと演奏してみたい」という気持ちが出てくるのも自然かと思います。
アンサンブル、というと、高いスキルが必要に感じられるかもしれませんが、私が所属している音楽教室で実施するアンサンブルセミナーは、初めての方にも、その楽しみと学びを得られるように工夫されたセミナーも多くあります。
アンサンブルは「まとまり、調和」。
また、教室内外かかわらず、音楽を楽しんでいらっしゃる方の環境・年齢は様々ですが、アンサンブルセミナーは世代を超えて、多くの方にお楽しみいただいています。
それはなぜでしょうか。
スポーツや仕事などでもそうですが、誰かと一緒に、何かをする、ひとつのものを作りあげる、ということは、適度な緊張感と、一人では感じられない楽しさがあります。
曲の難易度は(もしかしたら)そこまで重要ではなく、一緒に音を出すこと、「アンサンブル」ならではの学びが得られることが、満足感につながるのではないかと思います。
特に、「楽器/音楽」という共通項を既に持つ生徒さん達は、まず集まる、ということだけでも、楽しみを感じるポイントになってくださっているようです!
必要なのは参加する少しの勇気。
あとは失敗しても他の方がいるから大丈夫!講師だけでなく、周りの参加者からも学んで、おしゃべりして、一人よりもだんぜん豊かな響き、色彩の音楽に浸ることができるのです。
次に演奏面。
普段個人で練習している方にとって、他の音が鳴っている環境は貴重なものです。
・普段だったら、少しくらいテンポがずれても、入りのタイミングが上手くつかめなくても気にならない。
・音程、大切なのはわかるけど、気にするとドつぼに嵌まって楽しくない。
・レッスンではメロディーばかり吹いていたので、なんとなく耳なじみで楽譜が演奏できていた。
・音色、先生の音色が素敵なのはわかるけど、自分には程遠い・・・
そんな方々も、誰かと演奏する、となると、急に様々な情報が飛び込んできます。
・自分より素敵な「生徒さん」の音色。同じ楽器で、こんな音が出るのね!
・「たて」が合うって難しい。でも気持ちいい!
・ハーモニー、最後の音だけは、合わせられるようにしてみよう!
----そんな環境もひっくるめて、楽しくなってしまうのが、アンサンブルの醍醐味です!
情報の渦のなか、自分の今できる限りの演奏を、でも、他の方も一緒だから、できないところは頼ってしまおう♪
そうやって、短時間で成長を遂げる生徒さんも多くいらっしゃいます。
実際にセミナーにご参加いただいた生徒さんの、その後のレッスンへの取り組み方も変わってきているそうです。
ぜひ一緒に、「一緒に音を出す」楽しさを、多くの方と共有してみませんか?

島村楽器のアンサンブルセミナーforbrass 2015年の詳細は、関東圏内の島村楽器教室、HPでご確認ください。
私も当日参加します!
島村の生徒さん以外もご参加可能なので、興味がありましたらお店までお問い合わせください♪